日本東洋医学会 研究支援募金のお願い

■研究支援募金のお願い

本学会主導の新型コロナウイルス感染症に対する漢方薬の臨床研究
―研究支援募金のお願い―

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は国内では2020年初めから蔓延が始まりました。
いくつかの薬剤の有用性が報告されていますが、未だ決定的に有効な薬剤は見出されておりません。

漢方薬には、古くから幾多の感染症に対して用いられてきた歴史があります。
比較的最近の研究では、麻黄湯に抗インフルエンザ薬にひけを取らない臨床効果のあることが立証されています。
私たちは、COVID-19に対する漢方薬の臨床効果を科学的に証明することを目的に、2020年3月より学会として臨床試験を準備してまいりました。

現在、以下の3研究が進行中です[特別ワーキングのビラ参照]。
1)後向き症例登録 COVID-19感染者への投薬態調査 (東北大学担当)
2)前向き介入 COVID-19感染者への治療効果 (東北大学担当)
3)前向き介入 医療従事者へのCOVID-19発病予防効果 (千葉大学担当)

先行した1)では3学会(日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本病院総合診療医学会)の協力も得て、漢方治療が有用と思われる症例の登録が蓄積されつつあります。
しかし、漢方薬の真の臨床効果を評価できる2)、3)の研究資金については、公的ファンドへの再三の申請にもかかわらず、認可を得られておりません。
国難ともいえるコロナ禍ではありますが、漢方薬の有用性にかかわるエビデンスが得られれば、国民と政府に漢方薬の価値を改めて示すことができる機会でもあります。
にもかかわらず、本学会にはこれらの研究を負担できる財政がございません。
幸いに、複数の企業からそれぞれの研究について援助を得ることができましたが、その額は十分ではなく、特に3)の研究資金については支援先をなお求めているところです。

研究にご賛同いただける会員の皆様に支援の募金をお願い申し上げます。
皆様からのご浄財を有効に活用して、研究成果は海外誌などにて発表し、国際的にもアピールしていく所存です。

なにとぞ、この趣旨にご賛同頂き、一口1万円(団体・医師5口以上、薬剤師・鍼灸師・看護師1口以上)のご支援をお願い申し上げます。
会員の皆様のさらなる健康の増進と、本会の躍進を祈念しております。(本研究の概要は、日本東洋医学会HPでも見ることができます。)

募集開始時期:2020年11月1日から2020年12月末(予定)
寄付金振込先:三菱UFJ銀行 日本橋支店 普通預金 0617585
口座氏名:一般社団法人日本東洋医学会(いっぱんしゃだんほうじんにほんとうよういがくかい)